一言で言うと、リベロはDF、ボランチはMFである。
どちらもサッカーの守備に関係するポジションであるが、役割も、置かれる位置もかなり違う。
リベロ(Libero)とは
主にディフェンス(守備陣)の最後尾に位置し、特定のマークを持たずにフリーで守備のカバーリングや攻撃の組み立てを行うポジション。「自由な人」を意味し、守備職人でありながら攻撃の起点にもなる現代サッカーの複合的な役割を指す。
一般的なセンターバックよりも守備位置に自由があり、相手FWの突破をカバーしたり、ボールを奪った後に前へ持ち上がったりする。
かつてのイタリアサッカーなどで発達したポジションで、リベロという役割を世界的に認知させた第一人者としてフランツ・ベッケンバウアーがよく挙げられる。
ボランチ(Volante)とは
ポルトガル語で「ハンドル」を意味し、中盤(ミッドフィールド)の中央に位置してチームの舵取りを行うポジション。
またボランチは、DFとFWの間に位置する中盤の選手であり、
- ボールを奪う
- 味方にパスを出す
- 攻撃を組み立てる
- 相手の攻撃を未然に防ぐ
- チーム全体のバランスを取る
など、非常に多くの仕事を求められる。
なお、「ボランチ」は日本で非常によく使われる言葉だが、国際的には「defensive midfielder」や「holding midfielder」などと表現することも多い。
まとめ
| 項目 | リベロ | ボランチ |
|---|---|---|
| 主な位置 | 最終ラインの後方 | 中盤 |
| 主な役割 | 最終ラインのカバー・ 守備・攻撃参加 | 攻守のつなぎ・ゲームメイク |
| 名前の由来 | イタリア語「libero」=自由 | ポルトガル語「volante」 =ハンドル、舵など |
| 現代サッカー | あまり一般的ではない | 非常に一般的 |
| 日本でのイメージ | 「スイーパー」に近い | 守備的MF |
リベロ = 最後尾から守備を支え、必要に応じて攻撃にも参加するDF
ボランチ = 中盤の底で攻守のバランスを取る司令塔的MF
と考えるとわかりやすいだろう。

