「早食いは百害あって一利なし」というのは、医学的な視点から見ると「ほぼその通り」と言わざるを得ないということになるらしい。
早食いは単なる癖で済ましていないだろうか。実は、肥満や糖尿病などの生活習慣病を招く大きなリスク要因とされているのである。
早食いが体に悪い3つの主な理由
なぜそれほど体に良くないのか、主な理由を整理しよう。
1.肥満になりやすい(満腹中枢のタイムラグ)
脳が「お腹がいっぱいだ」と感知するまでには、食べ始めてから約15〜20分かかると言われている。早食いをすると、脳が満腹感を感じる前に必要以上の量を食べてしまうため、摂取カロリーが過剰になるのである。
2.血糖値が急上昇する(グルコーススパイク)
一気に食べると、血液中の糖分が急激に増える。これを下げるために「インスリン」というホルモンが大量に分泌されるが、これが脂肪を溜め込みやすくし、将来的な糖尿病のリスクを高めるのである。
3.消化器への負担
よく噛まずに飲み込むと、食べ物が大きいまま胃に送られます。胃はその分、長時間かけて消化活動をしなければならず、胃もたれや消化不良の原因になるのである。
まとめ
⚠️唯一の「一利」
あえてメリットを挙げるならば、「時間の節約」だけである。
忙しい現代人にとって、短時間で食事を済ませられるのは利点に思えるが、その代償として支払う健康リスクが大きすぎると考えられている。
💡健康を守るための「スローダウン」のコツ
「ゆっくり食べよう」と思ってもつい急いでしまう場合は、以下の工夫が効果的である。
- 一口ごとに箸を置く: 物理的に連続して食べるのを防ぐ。
- 「噛む回数」を決める: 一口につき30回噛むのが理想。
- 飲み物で流し込まない: 噛むことを疎かにしてしまわないこと。
- 会話を楽しむ: 喋ることで自然と食事のペースが落ちる。
もしあなたが、「どうしても仕事が忙しくて時間が取れない」と言うのであれば、
まずは「噛み応えのある食材」をメニューに一品加えるだけでも、強制的に噛む回数が増えるのでおすすめである。