食後にすぐ寝るのはそんなに悪いの? - メリットとデメリット

「食べてすぐ寝っころがると牛になるぞ」

昔、親に言われた言葉である。

そのだらしなさに見かねてのことばであったように思うが、健康面では実際どうなのだろうか。

食後にすぐ寝転がることについては、「太るかどうか」よりも「消化器への影響」の面で注意が必要である。

結論から言うと、完全に寝てしまう(睡眠をとる)のはあまりおすすめできないが、少し体を横にする程度なら工夫次第でメリットもあるという。

1.「食後すぐ睡眠」のデメリット

食べてすぐに深い眠りに入ってしまうと、以下のようなリスクがある。

  • 逆流性食道炎の原因: 横になると胃酸が食道に逆流しやすくなる。胸焼けや喉の違和感につながるため、特に脂っこいものを食べた後は注意が必要である。
  • 消化活動の低下: 睡眠中は胃腸の動きが遅くなる。消化が不十分なまま食べ物が胃に留まると、翌朝の胃もたれの原因になる。
  • 血糖値の上昇: 食後は血糖値が上がるが、寝てしまうと糖がエネルギーとして消費されず、脂肪として蓄積されやすくなる。

2. 「食後の休息」のメリット

一方で、完全に寝るのではなく、15〜30分ほどリラックスして横になることにはメリットもある。

  • 肝臓への血流アップ: 食後に安静にすることで、血液が消化器官(特に肝臓)に集中し、代謝を助けると言われている。
  • 疲労回復: 短い休憩は午後のパフォーマンスを上げる。

3.理想的な休み方

もし食後に横になりたい場合は、以下のポイントを意識するとよいだろう。

  1. 右側を下にする: 胃の出口は右側にあるため、右側を下にして横になると、食べたものがスムーズに十二指腸へ流れやすくなる。
  2. 頭を高くする: クッションなどで上半身を少し高くすると、胃酸の逆流を防げる。
  3. 3時間はあける: 本格的に就寝する場合は、消化が落ち着く「食後3時間」を目安にするのが理想的である。
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