
「レ点」は、漢文を読む際の返り点の一種で、すぐ下の漢字を上に返って読む指示記号である。
返り点には「レ点・一二点・上下点」などがあり、漢文をそのまま理解するのは大変だったため、
日本語の語順(主語→目的語・補語→動詞)に並べ替えて読むために発明された符号である。
レ点の由来・語源と特徴
- 名前の由来
漢字の左下につける返り点の形が、カタカナの「レ」に似ていたため。
- 歴史
漢文を日本語の語順で読むための工夫として、平安時代の初期から中期(10世紀頃)に僧侶や学者によって編み出された「ヲコト点」や「返り点」の一つ。
- 別名
線の形が、空を飛ぶ雁(カリ)の群れの姿に似ていたことから、
古くは「雁点(がんてん)」「雁金点(かりがねてん)」とも呼ばれていた。
- 意味と使い道
- 下の漢字を一字だけ上に戻して読む指示(二字以上戻る場合は「一・二点」)。
- 下へ進む(縦の線)
- すぐ上の文字へ戻る(右上への跳ね)
- 下の漢字を一字だけ上に戻して読む指示(二字以上戻る場合は「一・二点」)。