Japanese “お疲れさま” is difficult to translate directly into natural English.
(日本語の「お疲れさま」は、自然な英語へ直訳しにくい表現である。)
結論から言うと、「お疲れさま」という日本語は、相手との関係性やシチュエーションによって意味合いが大きく変化するため、英語では1つの決まったフレーズに翻訳できない。
また日本語の「お疲れ様」は、挨拶・感謝・ねぎらい・別れの言葉を一つでカバーできてしまうので、英語ではその場面に合わせて表現を選ぶのがポイントである。
ここでは状況に応じた適切な表現の使い分けを解説する。
シチュエーション別の代表的な表現
状況に合わせて適したフレーズを選択する必要がある。
1. 退社時・仕事終わりの挨拶
仕事の終わりや退勤時にかける言葉としての表現である。
- Have a good evening / Have a nice weekend
- 最も一般的で自然な表現。「良い夜を」「良い週末を」と声をかけることで、一日の労をねぎらう役割を果たす。
- See you tomorrow / See you next week
- 同僚に対して日常的に使われるシンプルな挨拶である。
- Good job today / Great work today
- 部下や同僚の成果・頑張りを具体的に評価して声をかける際に用いる。上司や対等な立場から使うのが一般的である。
Example:
🧔: “I’m heading out for the day.” (お先に失礼します)
👱: “Great work today! Have a good evening.” (今日もお疲れさま。良い夜を)
2. ねぎらい・感謝を伝える時
プロジェクトの完了時や、大変な作業を終えた相手に感謝や配慮を示す際の表現である。
- Thank you for your hard work.
- 直訳に最も近く、相手の労力や努力に対して感謝を伝える丁寧(ややかため)な表現である。
- I appreciate it(your help).
- 手伝ってもらったことに対する感謝を通じて、ねぎらいの気持ちを表す。
Example:
Thank you for your hard work on this project.
(このプロジェクトでのご尽力、お疲れさまでした)
3. 同情・配慮(大変だったね)
疲れている相手や、忙しい状況にある相手を気遣う場面での表現である。
- You must be tired.
- 「疲れたでしょう」と相手の状況に共感を示すフレーズである。
- Take it easy / Get some rest
- 「無理しないで」「ゆっくり休んでね」と相手の体を気遣う際に使用する。
Example:
You’ve had a long day. Take it easy tonight.
(長い一日で大変だったね。今夜はゆっくり休んで)
4. すれ違い・会話のきっかけ(軽い挨拶)
職場の廊下などですれ違う際の「お疲れさまです」は、単なる挨拶であることが多い。
- How’s it going? / How are you?
- 職場の廊下や給湯室などですれ違う際の「お疲れさま」は、状態を尋ねる挨拶に置き換えるのが自然である。
- Hi / Hey
- 親しい間柄であれば、シンプルな挨拶で十分である。
表現選びの要点
英語圏には日本語の「お疲れさま」に直接該当する単一の概念が存在しない。そのため、「感謝」「気遣い」「別れの挨拶」など、その場で伝えたい本来の意図を整理し、英語のフレーズへ変換することが重要である。
✅補足:上司や目上の人にはどれを使う?
英語には、目上の人に「お疲れさま」と声をかける習慣がないため、普通のあいさつか感謝の言葉に置き換えるのが自然である。
退勤時のあいさつ
- Have a good evening!(お疲れさまでした、お先に失礼します)
- See you tomorrow!(また明日よろしくお願いします)
- Have a great weekend!(週末、ゆっくりお休みください)※金曜日に
感謝を伝えたいとき
- Thank you for all your work today.(本日はありがとうございました)
- Thank you for your guidance.(ご指導ありがとうございます)
- Thanks for your support on this.(この件でのサポートに感謝します)
すれ違ったときの声かけ
- Good morning! / Good afternoon!(おはようございます / こんにちは)
- Hi, how’s it going? / how are you?(調子はいかがですか)
→返事に “It’s(I’m) good, thanks. And you?” と返されたら、”Good, thank you.” で自然に会話が続く。
会議やプレゼンのあとで
- That was a great presentation.(素晴らしい発表でした)
- Thank you for the helpful feedback.(有益なフィードバックをありがとうございます)
❌避けたほうがよい表現
- Good job! / Nice work! →上から評価している印象になり、上司には失礼に聞こえることがある。
- You must be tired. →相手の状態に踏み込みすぎて、不自然に響くことがある。
- Good work for today. →日本語の直訳に近く、意味が伝わりにくい。
上司には「ねぎらう」より、感謝+あいさつの形が無難である。
迷ったら、
💯Thank you for today. Have a good evening! の一言を覚えておけば、退勤時はほぼ困らないだろう。

