漢字で書くと「最早」である。
ただし、現代ではほとんどの場合ひらがなで「もはや」と表記される。
語源
古語では、
「もう早くも」
「すでに」
という意味で使われていた。
例えば、
- 最早春になった(もう春になった)
- 最早到着した(すでに到着した)
のような使い方である。
「すでに」からの意味の変化
「すでに」という意味で使われるうちに、
もうその段階に達してしまった
というニュアンスが強くなっていった。
さらに、
もう後戻りできない
もう今さらどうしようもない
という意味へ発展したのである。
そのため現代語の「もはや」は、
- すでに
- 今となっては
- もう
といった意味で使われる。
現代の使い方の例
① もう〜ない
最もよく使われる形である。
- もはや手遅れだ。
- もはや説明は不要だ。
- もはや昔の面影はない。
② 今となっては
こちらもよく使われる形である。
- もはや誰も覚えていない。
- もはや常識になっている。
③もう~だ
さらに、評論やネット界隈では、
- もはや(携帯電話ではなく)小型コンピューターだ
- もはや(人間ではなく)神
のように、
「もう○○の域を超えて~である」
という強調表現としても使われる。
まとめ
つまり「もはや」は元々「もう早くも」「すでに」という意味だった言葉が、
『もうその段階を過ぎてしまった』
というニュアンスを帯びて現在の意味になったのである。