さやえんどう(絹さや)とスナップエンドウの違い/スナップとは?グリーンピースの由来とは?

さやえんどうとスナップエンドウは同じエンドウ豆の仲間で、どちらも旬は春から初夏だが、収穫するタイミングと品種が異なる。
また、絹さやは関東での呼び名、さやえんどうは関西での呼び名である。

さやえんどう(絹さや)

特徴:中の豆がまだ非常に小さい、平らで薄い若いさやをさやごと食べるのが特徴で、若い段階「開花後12〜15日の若さや」で収穫する。
シャキシャキとした食感とさわやかな甘味と彩りを楽しむ。日本料理の彩りや、汁物の具材として広く親しまれている。
食感: シャキシャキとしており、絹のように滑らかである。
主な料理: みそ汁の具、お吸い物、煮物、炒め物の彩りなど。

スナップエンドウ(スナックエンドウ)

特徴: グリーンピース(実)がしっかり膨らんださやが特徴で「開花後20〜25日のさや」をさやごと食べられるように改良した品種である。
豆が大きくふっくらと成長しても、さやが柔らかいままなのが最大の特徴です。
食感: パリッとした心地よい歯ごたえがあり、豆本来の濃厚な甘みがある。
主な料理: サラダ、マヨネーズなどのディップ、炒め物、スープなど。

📃スナップエンドウのスナップとは?

スナップエンドウは、1970年代後半にアメリカから日本に導入されたグリーンピースの品種改良種であり、英語の「snap pea(スナップピー)」が語源である。
「スナップ」は英語の「ポキッと折れる(snap)」という擬音語に由来しており、新鮮なものを折った時の心地よい音や歯ごたえがその名の由来となっている。
日本に輸入された当初は、日本の種苗会社が「スナック菓子のように手軽に食べられる」という意味を込めて「スナックエンドウ」という商品名で売り出された経緯がある。
そのため、現在でも両方の呼び名が混在している。

正式名称への統一: 2つの呼び名が混在して混乱を招いたため、1983年に農林水産省によって正式名称が「スナップエンドウ」に統一された。
しかし、現在でもスーパーなどでは両方の名前で見かけることがある。

📜グリーンピースの由来

英語の「pea」はエンドウ豆を意味し、「peas」はその複数形(ピー「ズ」と発音する)。
なので本来は「グリーンピーズ」が正しい発音だが、
これがカタカナとして定着する過程で「ピース」と呼ばれるようになった。
ちなみに、国際環境NGOの「グリーンピース(Greenpeace)」は英語表記が「peace(平和)」であり、エンドウ豆とはまったく関係はないと言われている。

💡もう一つのトリビア

さらに面白いのが「えんどう豆」の由来。
なぜ、カタカナで「エンドウ豆」と書くのをよく見かけるのかと気になる人もいるだろう。

「エンドウ豆」の名前は、かつて中央アジアのフェルガナ地方にあった「大宛国(だいえんこく)」という国に由来する。中国に伝わった際、大宛国の「宛(えん)」の字をとって「豌豆」という漢字が当てられ、それが日本に伝わって「えんどう」と呼ばれるようになった。決して「えんどう」さんが品種改良して作ったものではないことは記憶に留めておきたい。

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