住居や建物に使われる外来語名称まとめ

日本の集合住宅名・アパート名・マンション名では、実際には「住居分類」というより「住居っぽい響き」を出すために、外来語が多く使われている。

これらは不動産業界が「高級感」や「おしゃれな雰囲気」を出すために採用したものが多く、
今では日本の街並みで見かけないことがない程、「住居の呼び名」として定着している。

日本語表記語源元の言語での意味・ニュアンス
カーサスペイン語
casa
家、住宅。ラテン語由来。
イタリア語 casa でも同じ意味。
ハイツ英語
heights
高台・高地。英語では集合住宅名詞ではない。
日本ではアパート名化。
コーポ英語
cooperative
協同の、共同の。
本来は cooperative housing(共同住宅)系。
メゾンフランス語
maison
家、建物、家庭。
ファッション業界では「ブランドハウス」の意味も。
ヴィラ英語 villa
(ラテン語)
別荘、郊外邸宅。古代ローマの別荘が語源。
レジデンス英語
residence
居住、住居、公邸。やや格式高い語。
パレス英語
palace
宮殿、王宮。
シャトーフランス
château
城、城館、大邸宅。ワイン農園名にも使う。
コート英語
court
中庭、囲まれた空間、宮廷。
住宅名では「中庭付き感」の演出。
ジュネスフランス
jeunesse
若さ、青春、若者たち。
ルミエールフランス語
lumière
光、光明。
エスポワールフランス語
espoir
希望、期待。
ボヌールフランス語
bonheur
幸福、幸せ。
フォンテーヌフランス語
fontaine
泉、噴水。
セジュールフランス語
séjour
滞在、居住、滞留。
アビタシオンフランス語
habitation
住居、居住、住宅建築。
ドミールフランス語
dormir
dormir は「眠る」に由来するとされる和製変形。
日本ではマンション名専用語のように使われる。
ドーミー英語
dormitory
寮。
dormitory→dorm(寮の略)→dormy(ブランド化・愛称化)
パラッツォイタリア語
palazzo
宮殿、大邸宅、歴史的建築。
カステロイタリア語
castello
城、城塞。
ピアッツァイタリア語
piazza
広場、公共空間。
ハイムドイツ語
Heim
家、家庭、故郷、安住の地。

補足

特に「日本で意味変化した」もの

昭和〜平成初期住宅名に多く、令和の現在でも根強く残っている。

近年ではオーナーが代わって建物名を見直すケースもあるようだ。

ハイツ

英語では

  • 高台
  • 丘陵地

の意味で、
「アパート」の意味は無い。

しかし日本では

  • ○○ハイツ
    = 中小集合住宅

という独特用法になる。

実際には日本のアパート名専用語みたいになっているが、

英語圏ではほぼ住居分類名として使わない。和製英語。

ドミール

かなり面白い例である。

由来はフランス語 dormir(眠る)説が有力で、

  • フランス語として自然な住居語ではない
  • 日本でブランド化した

ため、半分和製外来語化している。

シャトー / パレス / パラッツォ

これらは全部かなり「大げさ」である。

本来は:

  • 宮殿
  • 貴族邸宅

級なのに、日本では普通の3階建てアパートにも使われている。

物件分類・間取りとしての表現

アパート

日本では、

  • 木造
  • 低層
  • 比較的安価

というニュアンスが強い。

英語圏では apartment は高級でも普通に使う。

マンション

日本では
「鉄筋コンクリート系の中高層集合住宅」。

しかし英語 mansion は:

  • 豪邸
  • 大邸宅

である。

ワンルーム

英語圏では studio apartment に近い。

1K / 1DK / 1LDK

完全に日本式。

  • K = Kitchen
  • DK = Dining Kitchen
  • LDK = Living Dining Kitchen


海外ではほぼでは通じない。

英語での表現

日本語英語にすると
マンションcondominium / apartment
アパートapartment
団地housing complex
古民家traditional old house
町家townhouse / machiya
下宿boarding house
社宅company housing
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